こんにちは。るみともです。
前回の橋本病体験3より続きです。
31歳で初めての妊娠、出産から抜け毛も増えて、髪質も癖が強くなりまとまりのない髪になってしまいました。
それでもせっかく生えてきた髪が初めて行った美容室のパーマ液が合わず、更に抜けることに・・・
まだ橋本病の存在は知らず、症状としては抜け毛、日中眠い、コレステロール上昇がありました。
なぜか、出産後、短気だった性格がおさまり、何事にもカーッとしなくなり、自分の中の悪いものや、嫌な考え方、嫉妬や妬みなど出産と同時にスッキリ全部出した感じになりました。(なんでですかね、コレ私だけ?)
穏やかに暮らせるようになって良かった。
それでも橋本病の症状は続いたまま、二人目の妊娠がわかります。
まさか、かつらを作るまで抜けるとはこの頃はつゆしらず・・
33歳。二人目の妊娠、一人目よりさらに髪が抜ける。
出産後、仕事を辞めて専業主婦をしていました。
今思うと一番気持ちが落ち着いていた時期です。
当時は実家近くのアパートに住んでいて、4世帯入っていて、私だけ専業主婦で留守を守っていました。
リーマンショック前だったので旦那さんの給料だけで家族3人、暮せていた時期です。
(リーマンショック以降、給料が下がり、ボーナスもなくなって不安定な時期が続いています)
すぐに二人目を妊娠し、専業主婦でずっと家にいたので、余計につわりがきつく感じました。
仕事をしている時は気が張っていて、つわりがきつくても周りの人との会話や毎日の仕事で紛らわすことができたけど、家に子供と二人でいたらつわりがきついのが更に増す感じでした。
そして、二人目の妊娠で、抜け毛がさらに増えたのです。
まだ一人目の時は、ジワジワ抜け毛が増えてきた感じでしたが、二人目は明らかに抜け方がひどくなってきました。
妊娠初期の段階でもうこんなに抜けるのか・・とブルーに・・
抜け始めたら早いです。
幸い、専業主婦だったのでそんなには外出はしません。
近所のスーパーかドラッグストアで上の子のおむつやミルクの買い出し。
帽子をかぶればなんとかなります。
抜け方がひどくなったので早く出産してスッキリしたかったです。
産後は、一人目の時みたいに、半年もしたら新しい髪が生えて来るだろうと思っていたので。
早く抜け終わって、新しい髪が生え揃えばいいなぁと考えていました。
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二人目、出産後。かつらを作る。
二人目を出産。一人目の時より、産後はきつくはなかったけど、抜け毛は最高潮に。
相変わらずシャンプーするのが一番苦痛で、3日に1回しか洗髪しなかったです。
それくらいシャンプーするのが嫌でした。髪が抜けるのを見たくない・・・
排水溝にごっそりたまってそれを取るのも精神的苦痛です。
この頃になると、見た目も著しく変わったのか、久しぶりに会った友達からも、「髪、どうした?」「髪、くせ毛だったっけ?」など言われるようになりました。
そして、産後1ヶ月で落ち武者のようになってしまいました。
その当時の写真は無いです。
写りたくなかったんで、必要以外は写真撮ってないです。
お宮参りの時はやはり写真を撮るので、その時は大きめのスカーフを頭にかぶり、スーツで写りました。
変な恰好だったけど仕方ない。
頭だけ忍者のようでした。(くの一か!)
そして、産後3ヶ月。ある日シャンプーをしていたら、ホントにごっそり髪が抜けて、とても外出できる状態ではなくなったのです。
そこでどうしたものかと考え、インターネットで検索して博多にある、かつら、ウイッグのお店でかつらを作ることに。
頭皮に残った髪もパサパサで栄養がいってない状態で、一人目の時に比べ、新しい髪もなかなか生えてくる様子もなかったです。
頭皮もかたくなり、今すぐ丸坊主にしてもいいくらい抜けていました。
かつらを作るに当たり、高価なかつらを購入することに旦那さんの反対はありませんでした。
何も言わないけど、私の髪のことは内心心配だったと思います。
赤ちゃんの1ヶ月検診で産院に行った時に髪のことを相談したら、過去に一人、かつらで通院された方がいるとのこと。
私が産んだ産院は、九州では豪華産院で、患者さんも多かったです。
同じ日に生まれた赤ちゃんは一人目の時は8人いました。
それだけたくさんの患者さんを抱える産院でも、過去にかつらやウイッグで通院した人は1人だったとは。
私のように妊娠、出産で抜け毛がひどい人もあまりいないのかな・・とも思ってみたり・・
健康そうな妊婦さんを見ると羨ましかったです。
私なんか、すっかりやつれ果てて、きつかったから・・
でもなったものはしょうがないので、かつらです。
その時は、最初のかつらの相談は博多からわざわざうちのアパートまで来て下さったのです。
(わが家は九州の自動車必須の田舎に住んでいます。)
小さい子と赤ちゃんがいる身としてはすごくありがたかったです。
私の姉も同席して、旦那さんは子守りで別室に。
部分的なウイッグではなく全部すっぽりかぶるかつらです。
相談内容はどんな髪型にするか、かつらの材質を選ぶ。価格の問題、博多の店の予約、だったと思います。
髪型はロングにしたら、後から短くカットもできると言われて肩より少し長めのロングに。
かつらの材質も数種類から選べたような・・
髪の色は元の地毛と同じくらいの黒を選びました。
問題は、価格です。
高かったです。ジャ―ン!! 28万円!
よく旦那さん許してくれたなあ・・と今も思いますが・・
そのお金はどうやって払ったかというと、出産するまで勤続14年と6ヶ月間、正社員で働いていて、自宅通勤だったので退職金や財形貯蓄などでそれなりに貯まっていました。
要は独身の時に貯めたお金で払ったわけです。
それでも家のお金ですから旦那さんには感謝です。
28万円のかつらの契約をして、今度は博多のお店にかつらを作りに行きます。
かつらを作りに。いざ、博多へ。
姉が一緒に付いてきてくれました。
独身の時は姉妹の仲は悪かったけど、私が結婚してからは育児のお手伝いを買って出てくれて今では頼りになる姉です。
かつらのお店の名前は忘れてしまったけど、個室がいくつかあって他のお客様とのプライバシーは守られていました。
個室なので安心して帽子もとれます。
事前に要望は聞いてもらっていたので時間はそんなにかからなかったです。
しかし、かぶってみるとなんか変!
今のように自然な感じのウイッグと違い、(いや、2003年頃も自然なウイッグはあったと思う!)ずっしりと重めのかつらでした。
なんだか野暮ったい。
でも、その時は、まあ満足して帰ったのを覚えています。
そうやって28万円もするかつらを手に入れたのです。
しかし、買ったものの1回もかつらをかぶることなく今は押し入れにひっそりと眠っています・・
なんでかと言うと、やっぱり家でかぶってみて、違和感が。
似合ってなかった・・・
もったいない!
その時はかつらを作ることで安心して、似合うとか似合わないとか考えなくて作ったのです。
これがあれば大丈夫ってかんじで・・
従妹の結婚式を1ヶ月後に控えて、このかつらをかぶって行こうと思っていたけど、やっぱりかぶる勇気もでず・・
結局、従妹の結婚式は落ち武者状態だった髪を超ベリーショートに切って、出席しました。
短すぎる・・と思ったけど、親戚からは特に髪のことは何も言われなかったのでホッとしたりして。
あれから15年経った今。
あの頃、かつらを買うほど必死でした。
それくらい髪がなくなりました。
今でも旦那さんからたまに「あの頃落ち武者だったよね~」と言われますが・・
二人目を出産後、髪が抜け落ちてそのままだと外出も困難な状態でした。
産後半年くらいで新しい髪が生えてくるかと期待していましたが、二人目出産後はなかなか新しい髪は生えてきませんでした。
顔もシミが一時は浮き上がって肌や髪はボロボロでした。
更に、尿漏れも産後なかなか治らず、一気に歳を取った気分です。
この抜け毛がすべて橋本病のせいだとは思わないけど、知らぬ間に病気が潜んでいたのかと思うと不思議です。
かつらの件があって、やっぱり髪って大事なんだ!とわかりました。
かつらに始まり育毛シャンプー、育毛サプリ、育毛剤とこれから色々と試すこととなります。
抜け毛の原因の一つに橋本病があると知らぬまま・・
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