橋本病体験記3 ~妊娠から産後 抜け毛はつづくよどこまでも~

橋本病体験記 妊娠から産後 抜け毛

 

 

こんにちは。るみともです。

前回の橋本病体験記2よりつづきです。

23歳より円形脱毛症を発症し完治するも、25歳で原因不明の抜け毛が始まり、無気力な毎日がつづく日々。

28歳で親友の結婚を機に無気力感から脱出。しかし、抜け毛は治まらず。

 

シャンプーを市販のものから美容室のシャンプーに変えて、カラーやパーマもやめて頭皮環境を整えることから始めました。

 

しかし、現状は変わらず、抜け毛は減りません。

元々、髪の量が多く、多少減っても見た目の変化は無かったことが髪に対する意識の低さだったのかもしれません。

見た目はまだまだ髪の量は多かったので、多少減っても誰も気が付かなかったからです。

遅ればせながら、やっと抜け毛に対する意識が出てきたころです。

 

しかし、妊娠・出産を機にもっと抜け毛が増えることになるのです。

31歳。妊娠中、抜け毛がごっそり増える。橋本病以外にも原因あり。

30歳で結婚、31歳で出産。

妊娠中期の頃からジワジワと髪の抜け毛が増えてきました。

パサつきがひどく、髪に栄養がいってない様子。

 

妊娠初期の頃から、つわりに苦しみ、食べれなかったです。


食べれない時は、味が薄いクラッカーを常備して少しづつ食べていました。

つわりは出産するまで続き、なかなか体重も増えない状態でした。

貧血もあり、病院から鉄分の錠剤を飲んでいましたが全然間に合わず・・

 

正社員で仕事をしていたので、妊娠中も残業をしていました。

今思うと、もっと体をいたわって、ゆったりとしたマタニティライフを送ればよかったとも思います。

出産後は14年6ヶ月勤めた会社を退職するので、仕事ができるうちに稼いでおこうと自分の体のことは後回しにしていました。

 

妊娠後期になると頭頂部はホントに薄くなっていました。

 

産婦人科の看護師さんに抜け毛をのことを相談して抜け毛に効果のある漢方薬を飲み始めたけれど、あまりの臭いにつわりがひどくなる始末。

我慢して飲んでたけど、粉末なので口の中に漢方薬の独特の味が広がって毎回苦痛でした。

妊娠中や産後は髪が抜けるのは知っていたけど、こんなに抜けるなんて・・・

元に戻るのかな・・・

妊娠後期はお腹の張りがすごくて寝つきも悪かったです。

妊娠中はホルモンバランスの乱れから、つわり、倦怠感、など体調不良になりがちです。

 

身体は赤ちゃんへの栄養を優先して母親の体には栄養が後回しになってしまいます。

ただでさえつわりで栄養を取れていないのに、母親の体には栄養が行き渡りにくくなり、一番に影響を受けるのが髪です。

髪に行き渡る養分は最後の最後なんですね。

私の髪もそうでした。栄養が行き渡らなくなった髪はやせ細ったり、抜け毛となって散っていきました。

20代の頃から抜け毛に悩まされてきたので妊娠してから余計に抜けたのだと思います。

妊娠中や産後は橋本病以外にも抜け毛の原因があるんです。

 

1年間の育児休暇を取って産休に入る予定だったけど、仕事がきつくなり、14年勤めた会社を退職することに。

退職した次の日に予定より早く出産しました。

 

橋本病とは知らなかったので、妊婦健診時も甲状腺ホルモンの血液検査はしなかったので、数値の変化も調べてはいませんでした。

当時がどんな状態だったかはわかりません。

しかし、橋本病と知ってたら、お腹の赤ちゃんの影響とか調べていたと思います。

いまさら言ってもしょうがない。

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産後、さらに抜け毛が増える。

出産後、きつかったです。前日まで仕事していたことが響いて疲れ果てていました。

親友が病院にお見舞いに来ましたが、目の下はクマができ、やつれ果てていました。

二人ともびっくりしていたな。

 

私が出産した産院はこちらの地域では豪華産院で、病院の中にエステ、美容室も入っています。

出産した人は入院中にエステ、美容室の無料クーポンも付いていました。

(豪華産院だけど、料金は普通の病院と同じくらいです。)

エステには行ったけど、美容室には行けませんでした。

なんでかというと、髪が抜けすぎて恥ずかしかったからです。

 

今思うと、美容師さんは色々な髪質、髪の悩みを持ったお客様と接しているわけだから抜け毛がひどいことも慣れているので別に気にしなくて良かったのかなと思います。

髪がシャンプーするたびに抜けるので、シャンプーするのが一番苦痛でした。


抜けるから洗いたくないんです。

 

排水溝にごっそり詰まる髪の恐ろしさといったら・・・

シャンプーもじっくり洗うとまた抜けるんでサラッと洗っていました。

頭皮をしっかり洗わないと!と思うけど抜けるので嫌だったんです。

何回も言うけどそれだけシャンプーの時が苦痛でした。

 

これはなったことある人しかわからないと思う。

産後半年位はごっそり抜けていて、徐々に薄くなった頭頂部から毛が生え始めました!

 

この頃はまだ抜けても生えてきた時代です!

 

(今は、抜けてもなかなか生えてきません・・)

産毛からしっかりとした毛になり、5cmくらい生えたころは髪が浮いてぼわんぼわんしていました。

姉からはオオカミカットみたい・・とか言われたけど、伸びてきているのであと半年位したら髪型も整うかなと思っていました。

髪が生えるってありがたいことです。

せっかく生えてきたのに・・抜け毛はつづく

せっかく生えてきた大事な髪の毛をまた無くすことになります。

出産前まで行きつけの美容室で担当の美容師さんがいたのですが、その美容師さんが辞めてしまったのです。

私の住む地域では小都市の割には美容室がたくさんありました。

しかし、納得するところが見つからず、美容室ジプシーに。

まあ、私が悪かったのです。

初めて入った美容室でストレートパーマをかけたのが原因です。

なんでストレートパーマをかけたかというと、それまで癖はあるもののストレートパーマはかけなくてもまとまる髪質でした。

妊娠中から髪がごっそり抜けてきて、栄養も行き渡らず、髪のうねりと癖が強くなったのです。

 

おさまりが悪いのでストレートパーマをかけることにしたのですが、パーマ液が強すぎて、かけた後、またごっそり髪が抜け始めました。

そりゃあもう、ショックでした。

 

よく考えたらわかるけど、まだ新しい毛がはえてきたばかりで、頭皮も弱っているのにパーマはね・・・

頭皮にいいわけないです・・・

やっと産後の抜け毛から脱出できそうだったのに、また抜け毛が始まりました。

姉が前々から、自分が行っている美容室を勧めてきてはいたのですが、その美容室は値段が高かったので断っていました。

見かねて姉が再度、自分の行きつけの美容室を勧めるので、そちらに移ることに。

 

2001年頃はうちの地域では田舎なのでヘッドスパなるものはあまり見かけなかったと思います。

その美容室はペッドスパもやっていて、姉が言うにはパーマ液も頭皮に優しいものを使っているので安心とのこと。

値段が高いのを理由に断っていたけど、藁をもすがる思いで行くことにしました。

 

美容室に行くのにも赤ちゃんがいると一大事です。

初めての子供だったので気になって長時間は旦那さんや姉、母にも預けるのを躊躇していました。

初めての育児に緊張続きで髪の毛の悩みどころじゃないって感じだったんですけど、なんせ、髪は目に見える所なので気になります。

 

シャンプーも産後、自然派シャンプーに変えました。

出産後、赤ちゃん雑誌を毎月購読していてその雑誌に載っていたものです。

 

産後、体力がなくなり、初めての育児で寝る間もなく毎日が気が張った状態でした。

出産後、半年くらいして、少しづつ食欲、気力を取り戻していきました。

この時の橋本病の症状といえば、抜け毛、コレステロールの上昇、日中眠い、があげられます。

日中眠いのは赤ちゃんがいるんで仕方ないんですけどね。

一人目の出産は抜け毛との戦いでしたが、2年後の二人目の出産はもっと抜けます。

とうとう、かつらまで作ったのです。

橋本病にたどり着くまでにはまだまだ道のりは遠いです。

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